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この記事のハイライト
●不動産売却前のリフォームが不要な理由は、ニーズに合わず費用を回収できない可能性が高いから
●リフォームが必要なケースは、重要な設備が壊れている場合や、見栄えが悪く内覧の印象が良くない場合
●リフォーム以外にもインスペクションやお手入れをするほか、買取などの方法がある
築年数が経過した不動産を売却する場合、リフォームをしたほうが良いのかと迷われる方もいらっしゃるでしょう。
不動産売却をする際のリフォームは、一般的には「不要」と考えられていますが、状況によっては必要になる場合もあるため、慎重に進める必要があります。
そこで今回は、不動産売却をする際のリフォームについて「不要」とされている理由や、どんな場合に「必要」になるのかについてご紹介します。
藤沢市および隣接している横浜市や茅ヶ崎市などの市区町村にて不動産売却をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
1. 不動産売却前のリフォームが不要な理由
2. 不動産売却前のリフォームが必要なケース
3. 不動産売却前のリフォーム以外で売れやすくする方法は?
一般的には、不動産を売却する前のリフォームは「不要」と考えられていて、その理由は2つあります。
1つはリフォーム自体にお金がかかること、もう1つはお金をかけてもリフォーム費用を回収できない可能性があることです。
一般的にリフォーム済みの物件として売り出されている中古不動産は、フルリフォームを指していることが多く、その場合数百万円もの費用がかかると言われています。
しかしながら、リフォーム費用を上乗せして売却すると、近隣の相場と比べて高くなることから、最初の段階で買主の選択肢から外される恐れがあります。
せっかく高額な費用をかけても、それ以上に高い価格で売却しない限り費用の回収は難しいため、売却前のリフォームは難しいと考えられています。
不動産売却前にリフォームをする場合、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
メリット1.物件の印象が良くなる
売却する前にリフォームをする場合の1番のメリットは、内見の際の印象が良くなることです。
購入希望者は、内見にきた際に一瞬で購入するかしないかを判断すると言われています。
キレイにリフォームされた不動産であれば、そこで生活するイメージがつきやすいことから、早期に売却できる可能性があるでしょう。
メリット2.買手がリフォーム期間を待たずに引っ越しできる
中古不動産を購入したいとお考えの方は、入居後のリフォームを前提とされている方も多くいらっしゃいます。
リフォーム済みの物件は、急ぎで新居を探している方にとっては大きなメリットになるでしょう。
メリット3.住宅ローンの手続きが簡単
買主が不動産の購入費用とリフォーム費用のどちらも住宅ローンで借り入れをする場合は、手続きが複雑です。
そのため、あらかじめリフォーム済みの物件を購入することで、面倒な手続きがなくなり、スムーズに住宅ローンを組めることもメリットでしょう。
デメリット1.リフォーム費用を売却代金に上乗せしづらい
築年数の経過した不動産をリフォームして売却する場合、基本的にはフルリフォームをしてから売却します。
その場合にかかる費用は、45平米で約400万円程度かかると言われています。
しかしながらリフォーム費用を上乗せして売却すると、近隣の相場とかけ離れてしまう可能性があるため、費用の回収は難しいと考えておいたほうが良いでしょう。
デメリット2.リフォームの仕様が買主のニーズに合わない可能性
最近では安く不動産を購入して、自分好みの家へリフォームしたいと考える方が増えていて、そのニーズも多様化しています。
そのため、売却前にリフォームをしたことで、購入希望者のニーズから外れる可能性があることは念頭においておきましょう。
デメリット3.リフォームなしの物件に比べて高くなる
中古不動産の魅力といえば、新築にはない価格の安さです。
リフォームをしてしまうと、ある程度費用を上乗せして売却するため、中古不動産の魅力である安さが損なわれ、購入希望者を取りこぼす可能性があるため注意が必要です。
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基本的には不動産売却前のリフォームは不要ですが、状況によってはリフォームが必要な場合もあります。
中古不動産を購入する際の内覧における印象は、購入の決め手を左右する重要なポイントです。
なかでも水回りは日々の生活において重要な箇所であるため、設備が古すぎて使い勝手が悪かったり、掃除がしづらかったりすると印象が悪くなる恐れがあります。
そのため内覧に備えて古くなった水回り設備を交換しておくと、印象アップにつながる可能性があるでしょう。
中古不動産を購入する方は、利用できる設備はそのまま使用したいと考えている方も多くいらっしゃいます。
そのため、給湯器やトイレなど、物件に備え付けられた重要な設備が壊れている場合は、修理や交換が必要になるでしょう。
不動産売却前のリフォームは不要ですが、破れた障子がそのままになっていたり、床に大きな傷などがあると印象が悪くなる可能性があります。
内覧の際の印象を落とさないためにも、自分で直せる箇所は修繕しておきましょう。
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中古不動産を売却する場合、売却前にリフォームすること以外にも、売れやすくするための方法がいくつかあります。
ここでは、費用を抑えながら不動産を売却しやすくするための方法について解説します。
中古不動産を購入する際、不動産の購入希望者が1番不安に感じるのが、物件自体に不具合が潜んでいないかということです。
そこでおすすめなのが、「インスペクション」の実施です。
インスペクションとは「建物状況調査」のことをいい、建築士の資格をもつ専門の調査員が第三者的な立場で建物の劣化状況などを確認し、メンテナンスをすべき箇所やタイミングなどについてアドバイスします。
そのためインスペクションをおこなえば、リフォームだけでは補いきれない建物の欠陥状況やメンテナンス時期などを確認できるため、購入希望者は安心して物件を購入できるでしょう。
不動産売却時の内覧の際、印象をアップするために有効なのはリフォームだけではありません。
購入希望者が気持ち良く内覧できるよう、最低限のお手入れをすることも不動産を売れやすくする重要な方法です。
たとえば、庭の落ち葉や雑草を取り除いておいたり、ベランダの不用品を処分しておくだけでも印象が良くなります。
劣化や損傷がひどく、リフォームするにはあまりにも費用がかかる古家の場合、更地や買取を検討することも不動産を売れやすくする方法の1つです。
あまりにも劣化した古家は物件の印象が悪くなり、売却しづらくなる可能性があります。
古家を解体し更地にすることで土地探しをしている方のニーズにはまり、すぐに売却できるかもしれません。
また遠方に住んでいる方や、売却を急いでいる方には、不動産会社に買取してもらうこともおすすめの方法です。
需要の少ないエリアでも買い取ってもらえる可能性が高く、売却活動も不要ですぐに現金化できることが大きなポイントです。
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不動産を売却する前のリフォームは、費用がかかることやニーズに合わない可能性があるため、基本的には必要ありません。
ただし物件の状況によってはリフォームが有効な場合もあるため、慎重に判断をしましょう。
難しい権利関係や不動産に係わる税金等の問題も顧問弁護士・顧問税理士と連携してお手伝いさせていただきます。
藤沢市および横浜市瀬谷区、戸塚区、泉区、栄区、茅ケ崎市、鎌倉市、綾瀬市、大和市、寒川町、海老名市にある不動産の売却をお考えの方は、遠方にお住まいの場合もお気軽に【クラウドリアルエステート】ご相談ください。